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浴衣に合わせる兵児帯の結び方とは?簡単な兵児帯の結び方を解説
浴衣に合わせる帯にも、半幅帯、兵児帯、細帯、名古屋帯など、実はさまざまな種類があります。
そして、最近人気を集めているのが「兵児帯(へこおび)」と呼ばれるものです。柔らかく結びやすいため、初心者も安心して結ぶことができ、人気です。
今回は、「帯の結び方が難しそうで不安」という方のために、基本の結び方やアレンジ方法について分かりやすく解説していきます。
目次
兵児帯の選び方ガイド
兵児帯にもいくつか種類があります。ここでは、生地素材、大きさ、色味の違いをご紹介していきます。
ぜひ兵児帯選びの参考にしてみて下さい。
生地から選ぶ
兵児帯の生地には、化繊(ポリエステル)、木綿、羽二重(絹)などがあります。主に用いられるのは化繊のもので、色のバリエーションも豊富なのが特徴です。またシワになりにくいので、どんなに締めてもシワが付きにくく、お手入れが楽という便利さがあります。
木綿素材の兵児帯は、やや厚手であり、透け感が乏しくなるので、濃厚な色味の兵児帯を締めたい時におすすめです。
ただし、木綿素材の兵児帯はシワになりやすいので、使うたびにアイロンをかけるなど手間がかかることもあります。
絹素材の兵児帯は、大変通気性に優れて締めやすいのですが、汚れやすい場に装うにはあまりおすすめしません。絹素材の兵児帯は自宅で洗濯することが難しいので、万一ひどく汚してしまうとクリーニング代がかかってしまうのです。
より簡単に、楽に兵児帯を管理し、使用したいというのであれば、絹素材のものよりもポリエステルや木綿素材のものの方がおすすめです。
長さと幅で選ぶ
兵児帯の長さは大人物で通常3.5mから4mほどサイズ展開があります。幅も大幅と呼ばれる74cm巾のものと中幅と呼ばれる50cm巾のものがあります。
帯は通常帯幅を半分に折って巻きますが、折るのは暑苦しくて嫌だというのであれば帯幅50cmのものを選ぶなど、自分のニーズに合わせて選ぶようにすると良いでしょう。
帯の長さは、3.5mでも4mでもどちらでも問題ありません。身巾が狭い方は3.5mのものを、身巾が広い方は4m以上のもの選ぶのが望ましと思いますが、もし帯結びにアレンジを加えたいということであれば、多少長い帯を選んで、アレンジに幅を持たせてみるというのも手です。
ただし、あまり長すぎる帯は逆に締めにくくなってしまうので、気を付けましょう。
色で選ぶ
自分の持っている浴衣の色柄に合わせた色味の帯を選びたいという方も多いでしょう。今は兵児帯のカラーバリエーションも本当に増えてきていて、どれも大変素敵なので、目移りしてしまうこともあるかもしれませんね。
同じ浴衣でも帯の色味を変えるだけで、かなり雰囲気が変わります。
もし気になる色味があるのであれば、2色購入し、気分や装う場に応じて帯を変えてみても面白いのではないでしょうか。
和装は、着物と帯をあえて反対色にして装うのが粋な着方で素敵だと言われることがあります。浴衣でもそれは変わらないので、反対色の帯というのも用意しておくと役立つことでしょう。
基本の兵児帯の結び方(初心者向け)
兵児帯はアレンジや応用が比較的自由にできる帯で、必ずこのようにやらないといけないといった決まりも特にはありません。
ここでは、最も簡単で基本的な兵児帯の結び方について解説していきます。
また動画でも基本のリボン結びからアレンジまで詳しく解説しているので、動画の方も参照しながら、一緒にやってみて下さい!
【基本の結び】リボン結びの手順
兵児帯を、帯の中心で帯幅の半分に折る。そのまま帯の中心を体の中心(おへその上で、帯の上線はアンダーバストの位置)に当てる。
帯の両端を後ろに持っていき、少し高めの位置で交差させ、軽く締める。帯の端をそのまま前に持ってくる。
帯を緩めないまま、自分の前でリボン結びにする。リボンの輪が小ぶりだと帯結び全体の印象が控えめになってしまうので、少し大きめにしておくと良い。
リボン結びの輪になっていない部分で、帯の先端(下に出ている部分)を結び目の後ろから上に引き抜き、リボン結びの結び目の上に被せるようにする。結び目が隠れることで和のリボン結び風になる。
リボンの結びをきちんと整えたら、右手で結び目を上から優しくつかみ、左手は帯の下線に添えて、右手側から後ろに帯を回す。帯の結び目が浴衣の背中心に当たっていたらOK。
前の帯部分を整える。帯幅を少し出しながら、ぐちゃぐちゃとしている部分を正し、できるだけ帯が緩まず、身体に対して平らに巻かれている状態を目指す。
帯板を帯の下側から、帯と着物の間に入れる。身体に添わせるようにして、帯板の場所を決める。最後に帯板が隠れるように兵児帯の帯幅を調整し、綺麗に整え、完成。
もし、帯板を入れる過程が難しいと感じるようであれば、ゴム付きの帯板をあらかじめ浴衣の上につけ、それから帯を巻くという方法もある。
【アレンジ】基本のリボン結びを立て矢風に!
上記リボン結びの結び方と③まで同じです。
兵児帯を、帯の中心で帯幅の半分に折る。そのまま帯の中心を体の中心(おへその上で、帯の上線はアンダーバストの位置)に当てる。
帯の両端を後ろに持っていき、少し高めの位置で交差させ、軽く締める。帯の端をそのまま前に持ってくる。
帯を緩めないまま、自分の前でリボン結びにする。リボンの輪が小ぶりだと帯結び全体の印象が控えめになってしまうので、少し大きめにしておくと良い。
リボン結びの輪になっていない部分で、帯の先端(下に出ている部分)を先端部分から巻き上げ、帯の上線から中に余分を入れて、しまってしまう。こうすることで、帯線が綺麗に見え、すっきりとした印象を出すことができる。
リボンの輪部分を左右の手で持ち、立てる。
立てることで結び目がしっかり締まるので、一度この動作を行う。結び目が立ったままというのはおかしので、一直線に斜めになるように調整する。一見立て矢風に見える粋な結び目となる。
結び目が整ったら、上記リボン結びの⑤⑥⑦の手順を行う。
【アレンジ】基本のリボン結びを和モダン風に!
基本のリボン結びの手順を⑦まで終えたのち、ゴムのウェストベルトを使ってアレンジしてみます。
このアレンジは、既に完成した兵児帯結びの上に帯締め代わりのベルトを巻いているといった感じで行います。
リボン結びが完成した状態で、背中からウェストベルトを当てる。この時、せっかく作ったリボン結びを崩さないよう、巻き込まないよう注意する。
ウェストベルトは前で金具を留める。
ウェストベルトの位置は、帯の中心でも、しごき風に帯の下線に合わせるでも、好みに応じて調整する。
【応用編】お花風の兵児帯結びの手順
兵児帯を、帯の中心で帯幅の半分に折る。そのまま帯の中心を体の中心(おへその上で、帯の上線はアンダーバストの位置)に当てる。
帯の両端を後ろに持っていき、少し高めの位置で交差させ、軽く締める。帯の端をそのまま前に持ってくる。
帯を緩めないまま、自分の前で固結びにする(2回)。
結び目は帯の上線から帯の中に入れ、少し下に落とし込める。こすることで着崩れが防止される。
結んだ先の先端ヒラヒラ部分を整えていく。
まず右手側のヒラヒラを線から蛇腹折にして結び目まで折りあげる。折ったものの中心を右手で握りこみ、先ほどの結び目の右隣あたりに、下から半分だけ通す(縦向き状態)。
左側も右側同様に行う。
帯の上線よりも上に出ている兵児帯を広げながら形を整え、胴部分の帯が見えなくなるように調整し、全体的に花のような形になるよう形を整える。
左手と右手は帯の下線に添えて、右手側から後ろに帯を回す。帯の結び目が浴衣の背中心に当たっていたらOK。
前の帯部分を整える。帯幅を少し出しながら、ぐちゃぐちゃとしている部分を正し、できるだけ帯が緩まず、身体に対して平らに巻かれている状態を目指す。
帯板を帯の下側から、帯と着物の間に入れる。身体に添わせるようにして、帯板の場所を決める。最後に帯板が隠れるように兵児帯の帯幅を調整し、綺麗に整え、完成。
兵児帯とは?基本知識と歴史
ここでは兵児帯の歴史や基本知識についてまとめています。
兵児帯の特徴と歴史
兵児帯と聞くと、子供だけの帯なのではと思われる方も多いのではないでしょうか。
実際、兵児帯というのは元々子供や男性が締める帯だったのです。今でも幼少の子供らが浴衣に兵児帯を合わせるのはそのためです。
そんな兵児帯の始まりは、明治時代頃とされています。
元々薩摩(現鹿児島県)の方では、若い者が白い扱き帯(しごきおび)を締めていました。薩摩では若者のことを「兵児(へこ)」と呼んでいたことから、「兵児が締める帯」という意味で白い扱き帯を「兵児帯」と呼ぶようになったそうです。
1877年に起きた西南戦争をきっかけに、この帯は東京の方に広まります。
とても簡単に結べて、かつ楽であるということから、特に書生たちの間で人気が出て、角帯代わりとして流行したのでした。
こうした歴史から、長らく兵児帯は男性と子供の帯として活用されてきました。しかし、近年はその手軽さと結びやすさ、美しさから大人の女性にも人気が広まってきているのです。
兵児帯の特徴はなんといっても、その薄さと柔らかさにあります。一枚布からできており、透け感もあり、柔軟性がある帯というのは他にはありません。どんなにきつめに巻いても、苦しくなることはなく、また、生地そのものが柔らかい素材なので動きやすく付け心地が良いというのも兵児帯ならではの特徴と言えるのではないでしょうか。
兵児帯と他の帯の違いとは
兵児帯は他の帯とは異なり、帯芯がまずありません。布も薄さが重視されているので1枚でできており、半幅帯や名古屋帯、袋帯などのしっかりした厚みのある生地とは全く異なります。
半幅帯や名古屋帯、袋帯にある程度の厚みと張りがあるのは、帯結びをした時にきちんとした形付けができるためでもあります。兵児帯は元々軽装用の帯として用いられたもので、きちんとした場で締める帯ではなかったのです。そのため、きちんと感よりも楽さが重視され、張りのない簡易的な帯として作られたのです。浴衣も元は部屋着や寝着として用いられたルームウェアだったので、それに合わせる楽な帯が兵児帯だったのだと言うことです。
ちなみに、兵児帯は張りがなく、結び目がくちゃんとしてしまうことから、フォーマルな場で締めことはできません。あくまでも浴衣に合わせてカジュアルに着こなす際に着用できる帯というのは覚えておくと良いでしょう。
浴衣に兵児帯が選ばれる理由
浴衣に半幅帯よりも兵児帯を選ぶ女性が増えてきました。兵児帯を選ぶ理由にも様々あります。
◆結びやすさに定評がある
兵児帯の人気の高さは、その結びやすさにあると言っても過言ではありません。
半幅帯などは、やはりきちんと巻き方や結び方を習っていないとなかなか上手に締めることができません。しかし、兵児帯は元々ルームウェア用の帯といった位置付けで発展してきた帯なので、とりあえず胴に巻いて結んでおけば、なんとなく形になってしまう手軽さがあります。誰でも簡単に結べる帯ということで兵児帯は大変人気が出ているのです。
◆自由度が高く初心者でも結びやすい
兵児帯には決まった巻き方や結び方がありません。どんな巻き方、結び方をしていても、着崩れさえしなければ問題ないのです。
もっとも基本的な兵児帯結びとしてリボン結びがよく取り上げられますが、必ずしもリボン結びにする必要はなく、同じリボン結びでも片側の輪を大きくしてアシンメトリーにしてみるなどの自由さも容認されています。形が多少崩れていても、それもアレンジと捉えられるので、浴衣初心者にとっても手が出しやすい帯なのです。
◆着心地が良く、軽やかに装える良さがある
半幅帯が好きという人の多くは、その付け心地の良さの虜になっていることが多いようです。半幅帯などの張りのある分厚い生地の帯を胴体に巻くとコルセットのように身体を固定されることになり、動きにくさがでます。
しかし、兵児帯はしなやかさが特徴であり、身体に馴染んで動きを遮らずにいてくれるので、非常に着心地が楽なのです。着けていることすら忘れてしまう兵児帯の軽さも身体に負担がないので好まれる方は多いです。
◆多彩なデザインとアレンジ力は半幅帯よりも上
大人の女性や男性が再び兵児帯に注目し、装うようになってからは、かなりのバリエーションが増えました。色味も女性が好みそうなパステルカラー、くすみ系カラーなどが仲間入りし、さらにラメの入ったもの、レースやチュールと組み合わせたものなど、ガーリーであり、フェミニンな兵児帯が増えました。
アレンジも、他の小物やアクセサリーなどと合わせた和モダンな装いも楽しめると、兵児帯は人気があるのです。
◆収納や管理、持ち運びが便利
兵児帯は乾きもよく、畳み方も簡単なので、着終わってからのお手入れもとても楽です。解いた兵児帯はハンガーなどに掛けて乾かし、その後、半分に折り畳むなどして、衣装ケースに収納します。
兵児帯はシワになりにくい素材でできているので、折ジワ対策などをする必要はありません。
また、軽くて場所も取らない兵児帯は、持ち運びにも大変便利です。旅先で浴衣を着るという時には、荷物にならない兵児帯を持っていくというのもおすすめです。
◆老若男女問わず使える
兵児帯は元々子供や男性の帯だったということもあり、今現在も子供や男性が好んで兵児帯を締める傾向にあります。
そして、昨今の大人の女性の兵児帯ブームで大人の女性も兵児帯を締めるようになりました。すべての世代で、性別も問わずに締められる兵児帯は、気軽な和装スタイルを叶えてくれるマストアイテムになりつつあるようです。
自分の年齢に合わせた兵児帯で気軽に浴衣を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
初心者におすすめ!着物レンタルで気軽に和装体験
ここまで兵児帯の魅力、兵児帯の手軽さ、兵児帯の結び方などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
和装体験をしてみたいということであれば、気軽にまずはカジュアル着の浴衣から始めるのはいかがでしょうか。
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浴衣には兵児帯を合わせて軽やかに和装を楽しもう!
兵児帯は、簡易帯のような感覚で、巻いて結べる帯です。着物に関する知識が皆無であっても、なんとなくの感覚で装うことができる帯なのです。
兵児帯の帯結びに関して、いくつかご紹介しましたが、それをさらに応用、アレンジし、自分好みのスタイルに変化させてみてはいかがでしょうか。YouTubeなどの動画にも様々なアレンジ、工夫が紹介されているので、気になる方はぜひ一度見てみてはいかがでしょうか。
和装は帯がつらくてという方もぜひ兵児帯で新たな和装の楽しさを感じてみて下さい!