2025.02.17
川越で着物をレンタルして街歩きを楽しみたいと思っている方。気になるのはやっぱり「レンタルや返却にどれくらい時間がかかるの?」というところではないでしょうか。手続きの時間や流れがわからないと、観光の計画が立てにくくて不安になることもありますよね。
この記事では、椿の蔵はもちろん川越も初めての私がオススメする、一日中最高に楽しい川越堪能コースを皆さんにご紹介していきたいと思います。
川越での着物レンタルにかかる時間や手続きの流れ、利用時のポイントなども説明しているので、事前にしっかり情報をチェックして、余裕をもって小江戸散策を楽しむことができると思います!
椿の蔵は、「日本人のルーツが花咲く」をテーマに、川越の伝統的蔵建築を活かして建てられた施設のこと。川越駅からバスで「一番街」を降りてすぐにあるんですよ♪
施設内には「倭物やカヤ」の商品が並ぶほか、足湯が楽しめる「足湯喫茶TSUBAKIYA」に加え、今回のリニューアルオープンで新たに誕生したモダン和装レンタル「晴衣(はれころも)」、そしてだるまワークショップ「DECOだるま工房」があります。
店内を一周するだけでも、まるで川越の商店街を散策したような満足感を感じることができる空間になっています。
到着早々、目を奪われたのは、入り口に待ち構える着物姿のカップルマネキン。今まで見てきた中で間違いなく一番かわいく、レトロポップで唯一無二の世界観を持つ着物に思わず引き寄せられました。
入ってすぐの左側に階段があり、見上げるとその道中にも、和と洋を巧みに組み合わせた素敵なコーディネートが数多く並んでいます。派手好きで着物好きな私には、たまらなく興味をそそられる空間で、思わずそのまま階段を駆け上ってしまいました。
階段を上がった先に見えたのは、倭物やカヤの素敵な衣料品と、その右横になにやらおしゃれな仕切りのある空間が!気になる扉を開けると、そこは新しくできたモダン和装レンタルを提供する「晴衣(はれころも)」でした!
「川越のように趣豊かな日本の建物が立ち並ぶ町並みを、着物で歩いてみたい。だけどよく見る着物のレンタルって、デザインが同じ様なものばかりでなんか皆と被ってつまらないんだよなあ。せっかく着るならよく見るありきたりなものじゃなくて、他とは一風変わった可愛い着物が着たい!」
そんな思いを持ったことのある人も少なくは無いのではないでしょうか?実際自分もそんなことばかり考えてしまって、観光地でレンタルの着物を着ることを諦めてしまうことも度々ありました。
ですが、これから紹介する「晴衣」は、そんなお悩みもすべて解決!むしろ、着物に普段あまりなじみの無い人にも興味をそそられる要素がいっぱいで楽しくなっちゃうこと間違いなしです!
こんなに激推しできる「晴衣」。では、いったいどんなお店なの?魅力をお伝えしていきます。
オプション料金なし
セルフスタイリングで衣と小物選び
他にないデザイン性
私物の持ち込みOK
当日受付可能
簡単に着用できる仕掛け
特に私が驚いたポイントは、「オプション料金なし」という点。晴衣では、基本料金の中に帽子やアクセサリー、小物類も含まれているため、オプション料金が一切かかりません。レンタルブースにある商品の何を選んでも、どれだけ使っても同じ料金でレンタルできるため、プラス料金を気にすることなく好きなだけ自分の着たいようにアイテムを選ぶことができます。
また、「簡単に着用できる仕掛け」というのも晴衣ならではのもの。着付けとヘアメイクはセルフで行います。そのため用意される着物は全て上下セパレートタイプの二部式着物になっています。※メンズ着物は通常
着用の手順や詳しい解説は、専用のQRコードを読み込むことで閲覧できる仕組みになっており、ひとりでも簡単に着付けることが可能です。これをきっかけに、自分で着物を着るための知識が身につくのも嬉しい点でした。
さらに、「他にないデザイン性」や「私物の持ち込みOK」という点も、自由に自分らしく、他のどの着物レンタルでも味わえない着こなしを実現できる晴衣の大きな魅力だと感じました。
上の画像にもあるように、プランは2種類。
2つのプランの大きな違いは、「着物」か「和洋服」かです。なりたい雰囲気に合わせてプランを選択し、小物でさらに個性を引き出す。これが晴衣のスタイル。店内ディスプレイやマネキンなども素敵なコーディネートであふれているので、参考にしてプランを選択してみてください!
私は、Aの「モダン着物プラン」を選びました。選んだ決め手は、入店早々一目惚れした重宗玉緒さんデザインの着物が作り上げる独自の世界観!色使いから華やかで和洋折衷・大胆奇抜な印象のデザインから、金魚や花と言った和のモチーフを大胆に起用した大人っぽい雰囲気のデザインまで、一つ一つの着物が絵画のように美しく、さまざまな方の好みに応えるデザインで溢れかえっています。
重宗玉緒さんの魅力は、ぜひご本人のインスタグラムや公式サイトからチェックしてみてください!きっと、重宗玉緒さんの独自の世界観に驚かされること間違いなしです。
着物は、晴衣のブース内でレディースとメンズに分かれて並んでいるので、そこから好きなものを選んでいきます。レディース着物は、セパレートタイプになっているので、上下セットで同じ柄の着物を忘れずにお持ちください!
トップスは、半襟付きの半襦袢やタートルネック・付け襟など、さまざまなアイテムが揃っているので、なりたいイメージに合わせて選んでください。
半襦袢(襦袢)とは、ベーシックに着物を着るときは必ず着用するアイテムの一つです。着物の下に着ることで汗や汚れから守るだけでなく、着物が体にフィットして着崩れを防ぐ役割があります。
またインナーパンツにはステテコがあり、動きやすさや着崩れ防止に役立ちます。ステテコは、スカートの下に着るものなので見えることはありませんが、倭物やカヤのオリジナルデザインなど可愛い柄が揃っていて、見えない部分にもおしゃれを楽しむことができますよ!
晴衣では、襟のデザインにまでこだわった襦袢が用意されていて、着物からチラ見えする少しの遊び心を楽しむことができます。ベーシックな着物の着方から少しアレンジして、タートルネックや付け襟などのインナートップスを合わせるのも個性が出て素敵です。
単に着物を着るにも、こういう細かな部分に自分のこだわりを詰め込んでいくと、着てみたときの満足感もまた違うのでとても重要なポイント!
私は襦袢を合わせましたが、もっと洋風に着たい!という方にはハイネックインナーを中に着込むのもオススメです。よりレトロ可愛くて、イマドキの着こなしができると思います。ぜひお試しあれ!
帯は巻いて差し込むだけの作り帯タイプやレースアップで締めるだけのコルセットタイプなど、他にもさまざまな種類の用意があります。
一人でも簡単に巻くことができるコルセットタイプの帯は、自分ひとりでも簡単に着ることができたのでオススメです。
帯板は、帯の間に挟んで形を整え綺麗に仕上げるために必要なアイテム。帯とセットで忘れずに確保しておきましょう!
プラスワンアイテムで、帯の上にベルトもオススメ!帯だけだと和な雰囲気、ベルトを重ねると洋の雰囲気。私は帯締めの代わりに、コーディネートのポイントとして真っ赤なベルトをつけてみました。ベルトにも色・形いろんなものがあるので、少し個性的な着物スタイルを楽しみたい方には、ぜひ一度試してみてもらいたいです!
ここからはオリジナリティの見せ所!足元は、ベーシックに足袋を履いて草履スタイルにするもよし。
レトロにカラータイツや重宗玉緒さんデザインの個性的なデザインタイツを履いて、自前のブーツやパンプスを合わせるもよし。顔周りも忘れずに!
帽子やカチューシャ、かんざしなどのヘアアクセサリーで周りと差をつけるもよし。晴衣のレンタルアイテムを使って、ぜひ自分だけの世界観を表現する過程を存分に楽しんでください!
個人的には、デザインが本当に特徴的なベレー帽やロシア帽がたくさん揃っているので、着物のワンアクセントで帽子をプラスするのもオススメです!おしゃれな着こなしになると思います!
レンタルするコーディネートが決まったら、レジでご精算。その後、いよいよ着付けに入っていきます。
ちなみに、今回私が選んだコーディネートはこんな感じ!ポイントは、一目惚れしたハート、バラ、イチゴのデザインが印象的な着物をベースに、赤と黒をテーマカラーにした小物選びをしたことです。
後ろ姿にもこだわり、ベレー帽の猫ちゃんが主役になるように、リボンの水色と合わせたポップな草履とレースの足袋で、少しメルヘンチックなモード感を出してみました♪
バランスや色使いに苦戦したときは、ぜひ晴衣のビジュアルモデルであるインフルエンサー・さんかくさんのコーディネートを参考にしてみてください!InstagramやYouTubeにたくさん素敵な着物コーデを投稿されている方なので、いろんな着方の中から真似したいものを見つけ出してみるのもいいかも!
入った瞬間もうテンション爆上がりでした。こんなに可愛い空間があっていいのか!と心の高揚感が抑えきれないほど、乙女心に刺さりまくりのメルヘン大正ロマン空間が広がっていて、完全にこれは“映え”です。思わずたくさん写真を撮りたくなってしまう。
更衣室の中はどこで撮ってもかわいいようにこだわりがたくさん詰まっていました。
試着室は、そのビジュアルだけでなく、あるとうれしいストレートアイロンやコテが完備され、ヘアアレンジ用のピンも用意されています。さらに、大きな鏡と小さな鏡が揃ったメイクスペースも完備されており、女子にはうれしい完璧な備えが整っています!
私は年に数回、祖母に着物を着付けてもらうことがあるので、着付けの手順や仕上がりのイメージは少しありましたが、それでも自分一人で着ることに対しては少し不安な気持ちがありました…。しかし晴衣では、アイテムごとに着付けの手順が記されたカードや動画が用意されているので心配御無用!
着付け動画やフォトグラファーとして人気のインフルエンサー・さんかくさんによる丁寧な説明動画は、細かいポイントまで紹介してくれています。自分一人で着るには心細いなと思う方もいるかもしれませんが、動画のいいところは、つまずいた部分があっても何度でも巻き戻して見返せる点です!あせらず落ち着いて、ゆっくりと自分のペースにあわせて着ていきましょう。
基本の着付けの流れはこんな感じ。
・コーディネートに草履を選んでいるひとは、草履がはけるような靴下や足袋に着替えておくことを忘れずに!
・ステテコは着物の裾さばきを良くしてくれる便利アイテム!
インナーの準備ができたら、ここで説明カードを見ていきます。動作など読んでわからない部分は動画、文字としてゆっくり確認したい場合はカードの説明がおすすめ!動画を見ながら着付けを行いたい方は、カードの右上にあるQRコードを読み込んでください。
さんかくさんご本人が着物を着ながらとってもゆっくりと説明してくださる動画となっているので、私たちはそれを見て聞こえてくる言葉の通りに動くだけで着付けが完成されます!必ず素敵に着物を着こなせるようになっているので、ご安心くださいね。セルフ着付けの体験も是非楽しんでみてください!
セパレート(二部式)タイプの着物は上と下で分かれているので、上の着物の裾はおはしょり風に折るか、帯の中に隠す必要があります。おはしょりは通常の着物でいうこの部分!
私は身長が151cmと低いので、上の羽織の長さが余りすぎてしまい、帯を付けた後からおはしょり風に折り込むのはとても難しかったです。約20cmも着物がはみ出てしまっていたため、胴が長く、足が短く見えていました。このままではせっかくの素敵な模様がほとんど隠れてしまい、バランスが悪く不恰好な仕上がりになってしまい残念…。そんな時は、おはしょりを無理に作ろうとしなくてOK!
まず通常通りに上の着物を着た後、ウエストラインよりも下に余っている着物の裾を、約20cm弱の幅で折りたたみます。最終的にその折たたんだ着物の上に帯を巻くことになるので、全て隠れてみえなくなります!是非、低身長の方やおはしょり作るのがうまくいかない方はこの方法試してみてください!
こうすることで下のスカート部分の絵柄もすっきり見えてスタイルもよく見え、一石二鳥♪折りたたむ作業が少し難しいと感じるかもしれないけど、帯に隠れちゃう部分だからそんなに綺麗にしようとしすぎなくて大丈夫です。困ったときはお友達の力や、スタッフを頼ってみて!
着物を着たことがある方なら共感できると思いますが、着物を着てしゃがむのって、実はけっこう大変ですよね?そんな着物あるある解消のためにも、更衣室の中にあるサイドテーブルには高さがあるようになっています!
着付けを始める前に、着てきた服や使うものを高さのあるテーブルに置いておくと、着付けがスムーズに進むのでオススメです。
また、私服や着付け後の不要な荷物は更衣室内のロッカーにしまうこともできるので、テーブルがいっぱいになりそうな時はロッカーを利用するのもオススメです。実際、私は何も考えずに着物を着始めてしまい、脱いだ服や小物が床に散らかって大変でした…。皆さんはあらかじめ気をつけてみてください!
着付け動画内でもポイントがいくつか紹介されているのですが、個人的に体験してみて大切だと思った点を紹介します!
①着物の襟を重ねる順番
自分から見て右手で持った着物が下(内側)、左手が上(外側)に重なるように、中に着る襦袢の時点から意識して着てみてください。最初からそこが意識できていると、その上に着る着物も間違いを阻止できるかと思います。後になって逆だった!となって、もう一度1からやり直しになってしまうリスクを減らすためにも、ここは特に注意して着ましょう。反対になってしまうと喪服の着方になってしまうので、要注意!
②首元の襟の抜き具合
きれいに仕上げるためのポイントは、襟の後ろをこぶし1つ分を開けて着ることです。これにより、首後ろの襟に空間ができ、女性らしく素敵なシルエットになります。
実際、一人で着ると最初は気をつけていても、気づいたら首の後ろが詰まってしまうことがあります。特に、胸元をしっかり鎖骨が隠れるように調整していると、後ろが引っ張られて空間がなくなってしまうことがよくあるので、注意が必要です!胸元の調整をするときも、後ろの空間がなくなっていないか意識すると仕上がりがとてもきれいになります。
③スカートの裾丈の長さ調整
裾丈はセパレートのスカートだと調節しやすく、長さを自由に変えることができます。ただし、注意すべきポイントは、右手が下、左手が上の順番で重ねた際に、二枚の布がずれないようにすることです。二枚重なる上の布(左手)が少し上がるか、ぴったり重なるように調節してみてください。
着付けが初めてでも、ここのポイントを抑えていると『おっ!着付け分かっているな』となるそうなので、ぜひ意識してみてくださいね!
私も実際、この3つのコツをスタッフさんから教えてもらって意識するように着てみたときに、仕上がりの違いを実感しました!皆さんもよかったらこのコツを参考に、セルフ着付けを楽しんでいただければなと思います!
せっかくこんなに可愛い着物を着ているのでいろんな場所で写真を撮って思い出に残したい!そこら中から美味しいものの匂いがする川越。食べ歩きやグルメも堪能したい!気持ちの向くまま川越散策を満喫してきたので、見つけたオススメのフォトスポットやグルメを写真中心にご紹介していきます。
椿の蔵を出て左側に向かって商店街を進んでいくと、歩いているだけでも画になる古き良き町並みを楽しむことができ、その道中で何個かオススメスポットと気になるお店を見つけました。
中でも、お昼ご飯を食べに立ち寄った 『うんとん処「春・夏・秋・冬」』は本当にオススメ!
私は角煮もろみ風味ぴり辛めんを頼みました。しっかりと味のしみこんだほろほろの分厚い角煮がドンと真ん中に3つも乗っかっていて、ビジュアルからして最高なうえに、醤油ベースのつゆにぴったりのウマ辛な味噌がたっぷり乗っていて、それを少しずつ崩して味を濃くしていきながら味わう。視覚も味覚もたのしくインパクト大のうどん、こんなの初めてでうどんの麺自体もものすごくコシがあって本当に感動の味でした。
言葉ではこの美味しさを伝えきれないので是非、皆さんも川越に行ったらここのうどんを食べてみてほしいです!
椿の蔵2階レジ奥に進んでいくと、壁一面にカラフルだるまがずらりと並んで私たちをお出迎えしてくれます。ここ「DECOだるま工房」では、好きなようにだるまを絵付けしたりデコレーションをして、自分だけのオリジナルだるまを作って楽しむ体験ができます。川越に来た思い出をアートに残す体験ができるなんて、とても新鮮でわくわく!私も実際にだるまの絵付けにチャレンジしてきました!
だるまは好きなサイズと色を選ぶことができ、絵付けも自分の自由な世界観を表現し放題。ポスカや絵の具、きらきらパーツ、カワイイ柄のリボンや布など他にもさまざまなデコレーション用アイテムが用意されているので、どんなだるまにしようかじっくり悩んで計画を立てるも良し。直感で思うがままにいくも良しです!
わたしの作っただるまはこんな感じ。絵心が無いので暖かい目で見てほしいのですが…。一応このだるまのポイントはこの日晴衣でレンタルした着物のデザインにある「イチゴ」と「バラ」を取り入れたことです!ひたすら好きな絵の具でドットを書く作業が楽しくて、仕上がりは少しポップなだるまになりました。
絵付けをしながら、『このアートは今の自分にしかできないもので、もう二度と同じものは作れないんだろうな』という感情が沸いてきたのも、そのときの瞬間を楽しめているとうれしい気持ちになりました。
DECOだるま、思い出を作るには最適ですね!ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
椿の蔵1階奥に静かにたたずむ、足湯喫茶TSUBAKIYA。足湯喫茶という名の通り、ここでは足湯に浸かりながら美味しいスイーツやドリンクを楽しめます。また、テイクアウトも可能で、埼玉や川越の名産を食べ歩きしたい方にもオススメです。
人生初の足湯喫茶体験をしてみて、ここでのホスピタリティが旅の締めくくりにぴったりだったので、ぜひ皆さんにもご紹介したいと思います!
入り口には存在感抜群の提灯と、TSUBAKIYAのシンボルマークの載った風情ある暖簾が待ち構えており、少し千と千尋の神隠しのあの湯屋の雰囲気に似ている感じがして一気に温泉旅館に来た気分に。暖簾をくぐるとすぐに目を奪われたのは、右側の壁一面に広がる大胆な浮世絵画の女性。なかなかこんなに大きく浮世絵を見ることはないので、とても新鮮でした。思わず写真を撮りたくなるインパクトで、ここも映えスポットと言えるかも!
だれでも座って休むことができる空間になっているので、是非ふらっと立ち寄るだけでも行ってみてほしいです。
喫茶メニューは種類も豊富で、スイーツセット/茶・珈琲セット/ビールセットの中から好きなメニューを選ぶことができます。小さなお子様から大人の方まで、一緒に楽しむことができるようにこだわっています。また、期間限定メニューなどもあるみたいなので、興味のある方は是非椿の蔵の公式instagramもチェックしてみてくださいね!
足湯は、喫茶メニュー提供後、1組30分ずつの利用時間で、たっぷりとリラックス空間を堪能できるような仕組みになっています。お湯の中には、「麦飯石(ばくはんせき)」という古来から漢方薬として用いられていたという石が転がっていて、足湯をしながら疲れた足裏のマッサージもできるこだわりにとても癒されました。
さらに、足湯喫茶を利用して嬉しかったのは、好きな手ぬぐいを選んで、おみくじも引けたところ!実はこのおみくじ、普通のおみくじではなく、水につけると文字が浮かび上がってくる「水みくじ」になっているんです!
足湯を楽しみながら、おみくじの内容をみて目標を立ててみたり、今の自分と向き合うのもなかなか素敵な時間だと思いませんか?おみくじの内容が徐々に読めるようになっていく瞬間がとてもわくわくして、大人も子供も楽しめる体験だと思います。
ほうじ茶ラテは濃厚でクリーミーな舌触りで、ほうじ茶の香りと風味が絶品。ドリンクだけでも程よく甘いスイーツを堪能した気分になれて、とても幸せでした。他にも興味深いスイーツやドリンクがたくさんあって、どれも選びきれなかったので、次に行くときは『足湯しながらお団子やパフェなどを楽しんで、テイクアウトでドリンクを頼んでお持ち帰りしちゃおうかな?』なんて考えています。強欲…笑
この日はとても寒い日でしたが、足湯の効果はほんとうに絶大で、最後にはちょっと汗ばんで火照るくらいぽかぽかになりました。目の前に広がる自然豊かなお庭の眺めに癒されながら、甘いスイーツと美味しいドリンクを食べて足湯で身も心もぽかぽかになる。まったりと今日一日の旅の思い出を振り返る。
そんな幸せな時間を、旅の締めくくりにしてみてはいかがでしょうか?
リニューアルした椿の蔵川越店の魅力、伝わりましたでしょうか?私自身もはじめての体験ばかりで、この日一日を通して着物を着ることの楽しさや日本文化の美しさ、川越の町の魅力、いろんな感動と出会うことができました。
いつもと違う非日常空間をぜひこの椿の蔵を通して味わってみてください。きっと素敵な思い出に残る川越での一日になること間違いなしです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
随時予約受付中
『椿の蔵』リニューアルオープン!
話題の着物レンタル『晴衣』を体験してみた!in川越
川越で着物をレンタルして街歩きを楽しみたいと思っている方。気になるのはやっぱり「レンタルや返却にどれくらい時間がかかるの?」というところではないでしょうか。手続きの時間や流れがわからないと、観光の計画が立てにくくて不安になることもありますよね。
この記事では、椿の蔵はもちろん川越も初めての私がオススメする、一日中最高に楽しい川越堪能コースを皆さんにご紹介していきたいと思います。
川越での着物レンタルにかかる時間や手続きの流れ、利用時のポイントなども説明しているので、事前にしっかり情報をチェックして、余裕をもって小江戸散策を楽しむことができると思います!
目次
そもそも『椿の蔵』って?
椿の蔵は、「日本人のルーツが花咲く」をテーマに、川越の伝統的蔵建築を活かして建てられた施設のこと。川越駅からバスで「一番街」を降りてすぐにあるんですよ♪
施設内には「倭物やカヤ」の商品が並ぶほか、足湯が楽しめる「足湯喫茶TSUBAKIYA」に加え、今回のリニューアルオープンで新たに誕生したモダン和装レンタル「晴衣(はれころも)」、そしてだるまワークショップ「DECOだるま工房」があります。
店内を一周するだけでも、まるで川越の商店街を散策したような満足感を感じることができる空間になっています。
リニューアルオープンされた『椿の蔵』に到着!
到着早々、目を奪われたのは、入り口に待ち構える着物姿のカップルマネキン。
今まで見てきた中で間違いなく一番かわいく、レトロポップで唯一無二の世界観を持つ着物に思わず引き寄せられました。
入ってすぐの左側に階段があり、見上げるとその道中にも、和と洋を巧みに組み合わせた素敵なコーディネートが数多く並んでいます。
派手好きで着物好きな私には、たまらなく興味をそそられる空間で、思わずそのまま階段を駆け上ってしまいました。
階段を上がった先に見えたのは、倭物やカヤの素敵な衣料品と、その右横になにやらおしゃれな仕切りのある空間が!気になる扉を開けると、そこは新しくできたモダン和装レンタルを提供する「晴衣(はれころも)」でした!
モダン和装レンタル「晴衣」で、セルフ着付け体験に初挑戦!
「川越のように趣豊かな日本の建物が立ち並ぶ町並みを、着物で歩いてみたい。だけどよく見る着物のレンタルって、デザインが同じ様なものばかりでなんか皆と被ってつまらないんだよなあ。せっかく着るならよく見るありきたりなものじゃなくて、他とは一風変わった可愛い着物が着たい!」
そんな思いを持ったことのある人も少なくは無いのではないでしょうか?実際自分もそんなことばかり考えてしまって、観光地でレンタルの着物を着ることを諦めてしまうことも度々ありました。
ですが、これから紹介する「晴衣」は、そんなお悩みもすべて解決!むしろ、着物に普段あまりなじみの無い人にも興味をそそられる要素がいっぱいで楽しくなっちゃうこと間違いなしです!
こんなに激推しできる「晴衣」。
では、いったいどんなお店なの?魅力をお伝えしていきます。
「晴衣」が持つ6つの魅力!
オプション
料金なし
セルフ
スタイリングで
衣と小物選び
他にない
デザイン性
私物の持ち込み
OK
当日受付
可能
簡単に着用できる
仕掛け
特に私が驚いたポイントは、「オプション料金なし」という点。晴衣では、基本料金の中に帽子やアクセサリー、小物類も含まれているため、オプション料金が一切かかりません。
レンタルブースにある商品の何を選んでも、どれだけ使っても同じ料金でレンタルできるため、プラス料金を気にすることなく好きなだけ自分の着たいようにアイテムを選ぶことができます。
また、「簡単に着用できる仕掛け」というのも晴衣ならではのもの。着付けとヘアメイクはセルフで行います。
そのため用意される着物は全て上下セパレートタイプの二部式着物になっています。※メンズ着物は通常
着用の手順や詳しい解説は、専用のQRコードを読み込むことで閲覧できる仕組みになっており、ひとりでも簡単に着付けることが可能です。これをきっかけに、自分で着物を着るための知識が身につくのも嬉しい点でした。
さらに、「他にないデザイン性」や「私物の持ち込みOK」という点も、自由に自分らしく、他のどの着物レンタルでも味わえない着こなしを実現できる晴衣の大きな魅力だと感じました。
レンタルプランは2種類!気になる基本料金とプラン内容
上の画像にもあるように、プランは2種類。
2つのプランの大きな違いは、「着物」か「和洋服」かです。
なりたい雰囲気に合わせてプランを選択し、小物でさらに個性を引き出す。これが晴衣のスタイル。店内ディスプレイやマネキンなども素敵なコーディネートであふれているので、参考にしてプランを選択してみてください!
私は、Aの「モダン着物プラン」を選びました。
選んだ決め手は、入店早々一目惚れした重宗玉緒さんデザインの着物が作り上げる独自の世界観!色使いから華やかで和洋折衷・大胆奇抜な印象のデザインから、金魚や花と言った和のモチーフを大胆に起用した大人っぽい雰囲気のデザインまで、一つ一つの着物が絵画のように美しく、さまざまな方の好みに応えるデザインで溢れかえっています。
重宗玉緒さんの魅力は、ぜひご本人のインスタグラムや公式サイトからチェックしてみてください!きっと、重宗玉緒さんの独自の世界観に驚かされること間違いなしです。
実際のレンタルの手順をご紹介!
①お気に入りの着物を選ぶ
着物は、晴衣のブース内でレディースとメンズに分かれて並んでいるので、そこから好きなものを選んでいきます。
レディース着物は、セパレートタイプになっているので、上下セットで同じ柄の着物を忘れずにお持ちください!
②上下のインナーを選ぶ
トップスは、半襟付きの半襦袢やタートルネック・付け襟など、さまざまなアイテムが揃っているので、なりたいイメージに合わせて選んでください。
半襦袢(襦袢)とは、ベーシックに着物を着るときは必ず着用するアイテムの一つです。着物の下に着ることで汗や汚れから守るだけでなく、着物が体にフィットして着崩れを防ぐ役割があります。
またインナーパンツにはステテコがあり、動きやすさや着崩れ防止に役立ちます。
ステテコは、スカートの下に着るものなので見えることはありませんが、倭物やカヤのオリジナルデザインなど可愛い柄が揃っていて、見えない部分にもおしゃれを楽しむことができますよ!
晴衣では、襟のデザインにまでこだわった襦袢が用意されていて、着物からチラ見えする少しの遊び心を楽しむことができます。
ベーシックな着物の着方から少しアレンジして、タートルネックや付け襟などのインナートップスを合わせるのも個性が出て素敵です。
単に着物を着るにも、こういう細かな部分に自分のこだわりを詰め込んでいくと、着てみたときの満足感もまた違うのでとても重要なポイント!
私は襦袢を合わせましたが、もっと洋風に着たい!という方にはハイネックインナーを中に着込むのもオススメです。
よりレトロ可愛くて、イマドキの着こなしができると思います。ぜひお試しあれ!
③帯を選ぶ
帯は巻いて差し込むだけの作り帯タイプやレースアップで締めるだけのコルセットタイプなど、他にもさまざまな種類の用意があります。
一人でも簡単に巻くことができるコルセットタイプの帯は、自分ひとりでも簡単に着ることができたのでオススメです。
帯板は、帯の間に挟んで形を整え綺麗に仕上げるために必要なアイテム。帯とセットで忘れずに確保しておきましょう!
プラスワンアイテムで、帯の上にベルトもオススメ!
帯だけだと和な雰囲気、ベルトを重ねると洋の雰囲気。私は帯締めの代わりに、コーディネートのポイントとして真っ赤なベルトをつけてみました。ベルトにも色・形いろんなものがあるので、少し個性的な着物スタイルを楽しみたい方には、ぜひ一度試してみてもらいたいです!
④小物を選ぶ
ここからはオリジナリティの見せ所!
足元は、ベーシックに足袋を履いて草履スタイルにするもよし。
レトロにカラータイツや重宗玉緒さんデザインの個性的なデザインタイツを履いて、自前のブーツやパンプスを合わせるもよし。顔周りも忘れずに!
帽子やカチューシャ、かんざしなどのヘアアクセサリーで周りと差をつけるもよし。
晴衣のレンタルアイテムを使って、ぜひ自分だけの世界観を表現する過程を存分に楽しんでください!
個人的には、デザインが本当に特徴的なベレー帽やロシア帽がたくさん揃っているので、着物のワンアクセントで帽子をプラスするのもオススメです!おしゃれな着こなしになると思います!
⑤コーデえらびが完了したらお会計!
レンタルするコーディネートが決まったら、レジでご精算。
その後、いよいよ着付けに入っていきます。
ちなみに、今回私が選んだコーディネートはこんな感じ!
ポイントは、一目惚れしたハート、バラ、イチゴのデザインが印象的な着物をベースに、赤と黒をテーマカラーにした小物選びをしたことです。
後ろ姿にもこだわり、ベレー帽の猫ちゃんが主役になるように、リボンの水色と合わせたポップな草履とレースの足袋で、少しメルヘンチックなモード感を出してみました♪
バランスや色使いに苦戦したときは、ぜひ晴衣のビジュアルモデルであるインフルエンサー・さんかくさんのコーディネートを参考にしてみてください!InstagramやYouTubeにたくさん素敵な着物コーデを投稿されている方なので、いろんな着方の中から真似したいものを見つけ出してみるのもいいかも!
コーデが決まったら着替えへ!カワイすぎる更衣室に大興奮!
入った瞬間もうテンション爆上がりでした。こんなに可愛い空間があっていいのか!と心の高揚感が抑えきれないほど、乙女心に刺さりまくりのメルヘン大正ロマン空間が広がっていて、完全にこれは“映え”です。思わずたくさん写真を撮りたくなってしまう。
更衣室の中はどこで撮ってもかわいいようにこだわりがたくさん詰まっていました。
試着室は、そのビジュアルだけでなく、あるとうれしいストレートアイロンやコテが完備され、ヘアアレンジ用のピンも用意されています。さらに、大きな鏡と小さな鏡が揃ったメイクスペースも完備されており、女子にはうれしい完璧な備えが整っています!
いざ、初のセルフ着付けにチャレンジ!
私は年に数回、祖母に着物を着付けてもらうことがあるので、着付けの手順や仕上がりのイメージは少しありましたが、それでも自分一人で着ることに対しては少し不安な気持ちがありました…。
しかし晴衣では、アイテムごとに着付けの手順が記されたカードや動画が用意されているので心配御無用!
着付け動画やフォトグラファーとして人気のインフルエンサー・さんかくさんによる丁寧な説明動画は、細かいポイントまで紹介してくれています。
自分一人で着るには心細いなと思う方もいるかもしれませんが、動画のいいところは、つまずいた部分があっても何度でも巻き戻して見返せる点です!あせらず落ち着いて、ゆっくりと自分のペースにあわせて着ていきましょう。
試着室で動画を再生する前に、着物を着るステップを最初に確認しよう!
基本の着付けの流れはこんな感じ。
・コーディネートに草履を選んでいるひとは、草履がはけるような靴下や足袋に着替えておくことを忘れずに!
・ステテコは着物の裾さばきを良くしてくれる便利アイテム!
インナーの準備ができたら、ここで説明カードを見ていきます。動作など読んでわからない部分は動画、文字としてゆっくり確認したい場合はカードの説明がおすすめ!
動画を見ながら着付けを行いたい方は、カードの右上にあるQRコードを読み込んでください。
さんかくさんご本人が着物を着ながらとってもゆっくりと説明してくださる動画となっているので、私たちはそれを見て聞こえてくる言葉の通りに動くだけで着付けが完成されます!必ず素敵に着物を着こなせるようになっているので、ご安心くださいね。
セルフ着付けの体験も是非楽しんでみてください!
着付けで困ったときにやってみて!きれいに着るコツを伝授♪
丈が長いときは隠れる部分にしまい込んじゃえばOK
セパレート(二部式)タイプの着物は上と下で分かれているので、上の着物の裾はおはしょり風に折るか、帯の中に隠す必要があります。
おはしょりは通常の着物でいうこの部分!
私は身長が151cmと低いので、上の羽織の長さが余りすぎてしまい、帯を付けた後からおはしょり風に折り込むのはとても難しかったです。
約20cmも着物がはみ出てしまっていたため、胴が長く、足が短く見えていました。このままではせっかくの素敵な模様がほとんど隠れてしまい、バランスが悪く不恰好な仕上がりになってしまい残念…。
そんな時は、おはしょりを無理に作ろうとしなくてOK!
まず通常通りに上の着物を着た後、ウエストラインよりも下に余っている着物の裾を、約20cm弱の幅で折りたたみます。最終的にその折たたんだ着物の上に帯を巻くことになるので、全て隠れてみえなくなります!
是非、低身長の方やおはしょり作るのがうまくいかない方はこの方法試してみてください!
こうすることで下のスカート部分の絵柄もすっきり見えてスタイルもよく見え、一石二鳥♪
折りたたむ作業が少し難しいと感じるかもしれないけど、帯に隠れちゃう部分だからそんなに綺麗にしようとしすぎなくて大丈夫です。困ったときはお友達の力や、スタッフを頼ってみて!
更衣室の中にある高さのある荷物置き場を活用して!
着物を着たことがある方なら共感できると思いますが、着物を着てしゃがむのって、実はけっこう大変ですよね?そんな着物あるある解消のためにも、更衣室の中にあるサイドテーブルには高さがあるようになっています!
着付けを始める前に、着てきた服や使うものを高さのあるテーブルに置いておくと、着付けがスムーズに進むのでオススメです。
また、私服や着付け後の不要な荷物は更衣室内のロッカーにしまうこともできるので、テーブルがいっぱいになりそうな時はロッカーを利用するのもオススメです。実際、私は何も考えずに着物を着始めてしまい、脱いだ服や小物が床に散らかって大変でした…。皆さんはあらかじめ気をつけてみてください!
着物を着る上で大切なポイント3選!
着付け動画内でもポイントがいくつか紹介されているのですが、個人的に体験してみて大切だと思った点を紹介します!
①着物の襟を重ねる順番
自分から見て右手で持った着物が下(内側)、左手が上(外側)に重なるように、中に着る襦袢の時点から意識して着てみてください。最初からそこが意識できていると、その上に着る着物も間違いを阻止できるかと思います。
後になって逆だった!となって、もう一度1からやり直しになってしまうリスクを減らすためにも、ここは特に注意して着ましょう。反対になってしまうと喪服の着方になってしまうので、要注意!
②首元の襟の抜き具合
きれいに仕上げるためのポイントは、襟の後ろをこぶし1つ分を開けて着ることです。これにより、首後ろの襟に空間ができ、女性らしく素敵なシルエットになります。
実際、一人で着ると最初は気をつけていても、気づいたら首の後ろが詰まってしまうことがあります。特に、胸元をしっかり鎖骨が隠れるように調整していると、後ろが引っ張られて空間がなくなってしまうことがよくあるので、注意が必要です!
胸元の調整をするときも、後ろの空間がなくなっていないか意識すると仕上がりがとてもきれいになります。
③スカートの裾丈の長さ調整
裾丈はセパレートのスカートだと調節しやすく、長さを自由に変えることができます。
ただし、注意すべきポイントは、右手が下、左手が上の順番で重ねた際に、二枚の布がずれないようにすることです。二枚重なる上の布(左手)が少し上がるか、ぴったり重なるように調節してみてください。
着付けが初めてでも、ここのポイントを抑えていると『おっ!着付け分かっているな』となるそうなので、ぜひ意識してみてくださいね!
私も実際、この3つのコツをスタッフさんから教えてもらって意識するように着てみたときに、仕上がりの違いを実感しました!
皆さんもよかったらこのコツを参考に、セルフ着付けを楽しんでいただければなと思います!
可愛い着物が川越の町並みに映えまくり♪
せっかくこんなに可愛い着物を着ているのでいろんな場所で写真を撮って思い出に残したい!そこら中から美味しいものの匂いがする川越。食べ歩きやグルメも堪能したい!
気持ちの向くまま川越散策を満喫してきたので、見つけたオススメのフォトスポットやグルメを写真中心にご紹介していきます。
椿の蔵を出て左側に向かって商店街を進んでいくと、歩いているだけでも画になる古き良き町並みを楽しむことができ、その道中で何個かオススメスポットと気になるお店を見つけました。
中でも、お昼ご飯を食べに立ち寄った 『うんとん処「春・夏・秋・冬」』は本当にオススメ!
私は角煮もろみ風味ぴり辛めんを頼みました。しっかりと味のしみこんだほろほろの分厚い角煮がドンと真ん中に3つも乗っかっていて、ビジュアルからして最高なうえに、醤油ベースのつゆにぴったりのウマ辛な味噌がたっぷり乗っていて、それを少しずつ崩して味を濃くしていきながら味わう。
視覚も味覚もたのしくインパクト大のうどん、こんなの初めてでうどんの麺自体もものすごくコシがあって本当に感動の味でした。
言葉ではこの美味しさを伝えきれないので是非、皆さんも川越に行ったらここのうどんを食べてみてほしいです!
もう1つのコンテンツ、「DECOだるま工房」でオリジナルだるま作りに挑戦!
椿の蔵2階レジ奥に進んでいくと、壁一面にカラフルだるまがずらりと並んで私たちをお出迎えしてくれます。
ここ「DECOだるま工房」では、好きなようにだるまを絵付けしたりデコレーションをして、自分だけのオリジナルだるまを作って楽しむ体験ができます。
川越に来た思い出をアートに残す体験ができるなんて、とても新鮮でわくわく!私も実際にだるまの絵付けにチャレンジしてきました!
だるまは好きなサイズと色を選ぶことができ、絵付けも自分の自由な世界観を表現し放題。
ポスカや絵の具、きらきらパーツ、カワイイ柄のリボンや布など他にもさまざまなデコレーション用アイテムが用意されているので、どんなだるまにしようかじっくり悩んで計画を立てるも良し。直感で思うがままにいくも良しです!
わたしの作っただるまはこんな感じ。
絵心が無いので暖かい目で見てほしいのですが…。一応このだるまのポイントはこの日晴衣でレンタルした着物のデザインにある「イチゴ」と「バラ」を取り入れたことです!
ひたすら好きな絵の具でドットを書く作業が楽しくて、仕上がりは少しポップなだるまになりました。
絵付けをしながら、『このアートは今の自分にしかできないもので、もう二度と同じものは作れないんだろうな』という感情が沸いてきたのも、そのときの瞬間を楽しめているとうれしい気持ちになりました。
DECOだるま、思い出を作るには最適ですね!ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
足湯に浸かりながら川越スイーツを楽しめる「足湯喫茶TSUBAKIYA」
椿の蔵1階奥に静かにたたずむ、足湯喫茶TSUBAKIYA。足湯喫茶という名の通り、ここでは足湯に浸かりながら美味しいスイーツやドリンクを楽しめます。また、テイクアウトも可能で、埼玉や川越の名産を食べ歩きしたい方にもオススメです。
人生初の足湯喫茶体験をしてみて、ここでのホスピタリティが旅の締めくくりにぴったりだったので、ぜひ皆さんにもご紹介したいと思います!
入り口には存在感抜群の提灯と、TSUBAKIYAのシンボルマークの載った風情ある暖簾が待ち構えており、少し千と千尋の神隠しのあの湯屋の雰囲気に似ている感じがして一気に温泉旅館に来た気分に。
暖簾をくぐるとすぐに目を奪われたのは、右側の壁一面に広がる大胆な浮世絵画の女性。なかなかこんなに大きく浮世絵を見ることはないので、とても新鮮でした。思わず写真を撮りたくなるインパクトで、ここも映えスポットと言えるかも!
だれでも座って休むことができる空間になっているので、是非ふらっと立ち寄るだけでも行ってみてほしいです。
喫茶メニューは種類も豊富で、スイーツセット/茶・珈琲セット/ビールセットの中から好きなメニューを選ぶことができます。小さなお子様から大人の方まで、一緒に楽しむことができるようにこだわっています。
また、期間限定メニューなどもあるみたいなので、興味のある方は是非椿の蔵の公式instagramもチェックしてみてくださいね!
足湯は、喫茶メニュー提供後、1組30分ずつの利用時間で、たっぷりとリラックス空間を堪能できるような仕組みになっています。
お湯の中には、「麦飯石(ばくはんせき)」という古来から漢方薬として用いられていたという石が転がっていて、足湯をしながら疲れた足裏のマッサージもできるこだわりにとても癒されました。
さらに、足湯喫茶を利用して嬉しかったのは、好きな手ぬぐいを選んで、おみくじも引けたところ!実はこのおみくじ、普通のおみくじではなく、水につけると文字が浮かび上がってくる「水みくじ」になっているんです!
足湯を楽しみながら、おみくじの内容をみて目標を立ててみたり、今の自分と向き合うのもなかなか素敵な時間だと思いませんか?おみくじの内容が徐々に読めるようになっていく瞬間がとてもわくわくして、大人も子供も楽しめる体験だと思います。
ほうじ茶ラテは濃厚でクリーミーな舌触りで、ほうじ茶の香りと風味が絶品。ドリンクだけでも程よく甘いスイーツを堪能した気分になれて、とても幸せでした。他にも興味深いスイーツやドリンクがたくさんあって、どれも選びきれなかったので、次に行くときは『足湯しながらお団子やパフェなどを楽しんで、テイクアウトでドリンクを頼んでお持ち帰りしちゃおうかな?』なんて考えています。強欲…笑
この日はとても寒い日でしたが、足湯の効果はほんとうに絶大で、最後にはちょっと汗ばんで火照るくらいぽかぽかになりました。
目の前に広がる自然豊かなお庭の眺めに癒されながら、甘いスイーツと美味しいドリンクを食べて足湯で身も心もぽかぽかになる。まったりと今日一日の旅の思い出を振り返る。
そんな幸せな時間を、旅の締めくくりにしてみてはいかがでしょうか?
おわりに
リニューアルした椿の蔵川越店の魅力、伝わりましたでしょうか?私自身もはじめての体験ばかりで、この日一日を通して着物を着ることの楽しさや日本文化の美しさ、川越の町の魅力、いろんな感動と出会うことができました。
いつもと違う非日常空間をぜひこの椿の蔵を通して味わってみてください。
きっと素敵な思い出に残る川越での一日になること間違いなしです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。