空飛ぶ企画室

私たちは実際に現地に足を運び、その土地土地の気候風土とフォークロア、その担い手たちの感性に直接触れ合い、体ごと感じ取って、そこから蓄積されるインスピレーションを大事にします。アクティブに空を飛び、フォークロアのこころを感じられる、太陽の光を浴びたような商品づくりをしていきます。

伝統的な技術を用いた生産現場。アミナコレクションの商材のほとんどは、このような手作業の現場です。
手作りで温かみがあり深みのある商材は、現地との対面でのコミュニケーションにより生まれます。
工業製品の画一的な生産とは違って、同じ商品でもひとつひとつ微妙な違いがあり、
そこにぬくもりと魅力を感じていただけると思います。

手作業であり気候の影響も受けるため、厳密な納期を達成できないこともあります。
アミナコレクションとしては度重なる現地派遣や生産理解を深めることで、
最大限の納期と品質を追求しております。このような生産の背景も含め、
アミナコレクションの商品を愛していただきたい、と考えています。

空飛ぶ企画室の民芸開発

民芸にオリジナルデザインを注入

「民芸にオリジナルデザインを注入」
世界各地の民芸品が日本に紹介され尽くされてきて、そのまま仕入れただけでは商売が難しくなってきた。そこでアミナコレクションでは業界でも率先してデザイナーを雇い、民芸のオリジナル商品開発を始めている。(企画元年1986年)
例えばネパールではもともとネパール和紙を使ったカレンダーや便箋などが売られていたが、それらの木版画のデザインは、ヒンズーの神々やブッダやマンダラといった宗教的モチーフばかりであった。そこで私たちは現地の工房でオリジナルデザインを企画し、ヨガと12支をモチーフにしたオリジナルカレンダーとハガキを作った。これらは日本で人気商品となったが、翌年にはネパールでヨガカレンダーが出回り、ドイツやオーストラリアにも輸出されたということだ。
私たちのオリジナル商品開発が、商売の新しい境地を切り開き、ひいては現地の民芸産業を活発にするのだ。

民芸に根付いた企画

「民芸に根付いた企画」
コザックマントは企画部を創設した企画元年である1986年に、三宅一生の1枚の布からの衣服という概念にインスピレーションを受けて開発をした。マネキンに布をのせて、いじくりまわして形を整えていった。寒地に住むコザックの民族衣装のイメージになるように、分厚いネパールコットンの風合いを最大限に活かそうと、工夫を重ねて完成した。どのフォークロアにもあった布を身にまとう衣服感覚、その素朴な風合いを表現できたと思う。
この商品は20年以上のロングセラーとなった。ネパールでも出回り、アメリカやヨーロッパにも輸出されたという。
当時、アミナコレクションでは社内に向けた「ワールドワイド賞」というのがあった。海外の民芸をもとにして作り出し、いつしか、その国から世界中に輸出されるようになったオリジナル企画商品を表彰するものであった。第一号は衣料の部がコザックマント、雑貨の部がコザックマントであった。

現代の民芸の原点

「現代の民芸の原点」
どうしても伝統的な手工芸だけでは、満たせないニーズがある。
横浜中華街で商売をやっていると、雨が降るとお客様が傘を欲しがる。
しかし伝統的な手作りの傘というのは、あっても機能性の上で問題があり、実用に耐えない。
そこで2000年、中国の工場にてオリジナルデザインのビニール傘を開発した。
業界初の機械製品の民芸である。伝統的な手工芸ではなくて機械製品なので、それ自体は民芸ではない。しかし、そこにプリントされるデザインに、しっかり民芸を込めよう。民芸に伝わるシンボリックなモチーフをデザインに込めるのだ。
そこで象が主役のインドの伝統を強く感じるデザインをプリントしてもらった。民芸をまとった機械製品で、いわば「現代の民芸」である。
今までの民芸の表現も大事にしつつ、新たな表現で活動範囲を広げていこう。この傘からはじまり、靴下、サンダル、文房具、タオル、スマートフォンカバーなど、次々と現代の民芸が開発されていくことになる。

シルクロードは今もって日本人の自己認識の通路。水蒸気の国から乾燥の中央アジア・西方へ。その横の帯を太いメインストリートにしてさらにその南へ。そして中東へ、アフリカ、中南米へ。
世界50都市以上の間にマニファクチャラー、パートナーが、横浜本社と毎週、毎月連絡をとりあっています。オールマイティを目指すスタッフは、企画、営業、販売、事務を問わず、グループを組んで、絶えずどこかしらの国に飛んでおり、成田空港、横浜港には、週毎に航空便、船便が入荷しています。

アミナコレクションのインドでの活動をサポートしてます。
我々のものづくりは、世界中に足を運び、世界各国のビジネス・パートナーたちの絶え間ない相互努力が不可欠です。
30年以上続いてきた開拓の旅は、生産国における民芸産業の雇用拡大と労働環境の改善となり、民族文化に対する日本人の感性の開眼へと結実しました。

お客様にとっての新たな価値、時代を突破する新しい民芸の切り口を探求しつつ、力強くバランスの取れた商品構成をプランします。
そして売場で実際に活力に満ちた展開がされるよ う、指針を発信します。

フォークロアの本質を追求し、国内外のマーケットの空気を読み、生産現場のリアリティーを理解して、自らの身体から溢れるアイデアをかたちにしていきます。世界各国を飛び回る、インスピレーションに満ちたアクティブな作り手集団です。

世界の現地でしか買えない書物や資料であふれる図書館。
図案集や、写真集、現地のメディアなどの資料が
世界中から集まっています。
まるで世界を旅しているような気分になります。

社員もアルバイトも、全社みんなが案を出し、
時には空を飛び、一丸となって商品開発を行なっています。